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皆さんこんにちは!
有限会社防長機工、更新担当の中西です。
前回は「プラントの交換時期」についてお話しましたが、今回はその続きとして、更新後の据付作業や試運転で気をつけるポイントについてご紹介します!
新しい設備を導入する際には、「据付」と「試運転」を確実に行うことが、今後の安全運用に直結します。ただ機器を入れ替えるだけでは不十分。設置から稼働までの各工程で、しっかりとした確認と調整が必要です。
今回は、そんな据付・試運転の基本的な流れと、トラブルを防ぐためのポイントを分かりやすくまとめました。
目次
プラント設備の据付は、安全性と精度が最も求められる作業のひとつです。
機器搬入:運搬時の振動や衝撃対策を行う
据付位置の確認:水平・高さ・配管の取り合いを事前チェック
固定・アンカー施工:地震や振動に耐えられる固定を実施
接続作業:配管・電気・計装機器との接続を慎重に行う
水平・垂直が取れていないと、振動や騒音の原因になります。
周囲とのクリアランス(作業スペース)も確認しておくことが重要です。
各種図面(設計図・配管図・結線図)との照合を現場で行い、ミスを防止しましょう。
試運転は、設備が正しく動作し、安全に使用できる状態かを確認するための重要なステップです。
機器の動作確認(回転・圧力・温度など)
制御装置・センサー類の動作チェック
漏れや異常音の確認
装置間の連携・自動運転機能の検証
単体運転(単体の機器を個別にチェック)
系統運転(関連設備を組み合わせて動作確認)
総合運転(全体を通しての運転テスト)
段階を追って慎重に確認していくことで、突発的なトラブルを防げます。
据付や試運転時には、以下のようなトラブルが起きやすいため、事前の準備と慎重な確認が大切です。
| トラブル内容 | 主な原因 | 対策方法 |
|---|---|---|
| 配管からの漏れ | パッキンの劣化、締付け不足 | 再締付け・部品交換 |
| 機器の異常振動・騒音 | 設置不良、アンバランス | 再据付、水平調整、バランス調整 |
| センサーの誤作動 | 配線ミス、キャリブレーション不足 | 配線見直し・再設定 |
| 制御信号が動作しない | PLC設定ミス、接続不良 | 設定確認・端子再接続 |
試運転が無事終了したら、以下の点を最終確認しましょう。
記録簿・チェックリストの記入
操作マニュアルの整備
保守管理用データの取得
現場作業者への操作説明・引き継ぎ
これらを丁寧に行うことで、現場でのスムーズな運用が可能になります。
プラントの更新は、据付・試運転の段階が最も大切な仕上げの工程です。
正確な据付で、機器の性能を最大限に発揮!
丁寧な試運転で、トラブルを未然に防止!
最後の確認まで抜かりなく、安全・安心のスタートを!
有限会社防長機工では、豊富な経験と確かな技術力で、据付から試運転まで一貫してサポートしています。
防長機工では、新しい仲間を随時募集中です!
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